【まずはコレだけ!】高配当株投資|優良銘柄を見極めるための超重要指標8選

8indicators

配当金は沢山欲しいけど危険な銘柄は避けたい。。

8つの重要指標を見れば地雷銘柄は避けられます

高配当株投資で重要なことは、財務健全な優良銘柄に投資をすることです。

いくら配当利回りが高くても、いつ減配・無配転落や倒産してしまうかわからない銘柄に投資するのは非常にハイリスクです。

この記事では、財務健全で優良な高配当銘柄を選定するために、これだけは押さえておきたい超重要な8つの指標を解説します。

  • この8指標をみるだけで倒産・減配・無配リスクのある地雷銘柄を避けられる
  • 財務健全優良銘柄を自分で探せるようになる

高配当株投資の銘柄選定の参考にしてみてください。

目次

高配当株とは

私の個人的な高配当株の定義は以下のとおりです。

1株あたりの配当金が3.75%(税引き後3%)の銘柄

重要指標8選

財務健全な優良銘柄を選定するうえで重要な8指標を解説します。

  1. 売上高
  2. EPS
  3. 営業利益率
  4. 自己資本比率
  5. 営業CF
  6. 現金
  7. 1株あたり配当金
  8. 配当性向

①売上高

売上高とは、その企業が商品やサービスの提供によって得られた売上の合計額です。

企業によっては、「営業収益」や単に「収益」と呼ぶこともあります。

何がわかる?

その企業の稼ぐ力がわかります。

売上高が増加傾向にあれば、その企業の本業が順調であると判断できます。

売上高:チェックポイント

長期的に右肩上がりで増加しているか

②EPS

EPSとは、1株あたりの利益を表します。

何がわかる?

1株でその企業がどのくらい稼ぐ力があるのかが分かります。

EPSを確認することで、自分の投資した1株によって、その企業がどのくらい収益を得られたのかを判断できます。

EPSが順調に増加しているのであれば、あなたが投資した1株から、企業がどんどん利益を出してくれているということです。

EPS:チェックポイント

長期的に右肩上がりで増加しているか

③営業利益率

営業利益率とは、売上高のうちどれくらい利益になっているかを表す指標です。

何がわかる?

その企業が、本業でどれくらい効率的に利益を出せたかが分かります。

例えば売上高が100万円で、そのうち利益が10万円であれば、営業利益率は10%です。

営業利益率:チェックポイント

  • 5%以上
  • 10%以上は優秀

④自己資本比率

自己資本比率とは、総資本のうち自分で準備したお金の割合を示す指標です。

何がわかる?

その企業が簡単に倒産しないか、安全性を示す指標として使えます。

例えば、その企業の総資本が100万円、そのうち自分で準備した資本金が70万円、負債が30万円であれば、自己資本比率は70%になります。

自己資本比率が高ければ高いほど、負債が少ないということになるので、財務健全性が高い企業と判断できます。

自己資本比率:チェックポイント

  • 40%以上は必須
  • 60%以上は安心
  • 80%以上は優秀

自己資本比率の数値だけではなく、低下していないかにも注目しましょう。

⑤営業キャッシュフロー(営業CF)

営業キャッシュフローは、本業の収入と支出の差額を表す指標です。

何がわかる?

手元の現金がいくら増えたかが分かります。

営業キャッシュフローが増えているのであれば、その企業の本業が順調であることを確認できます。

営業CF:チェックポイント

  • 長期的に右肩上がりで増加しているか
  • 過去長期で赤字が無いか

⑥現金

現金は、保有する現金の量です。

何がわかる?

保有する現金が増えているかを確認できます。

現金があれば、不景気を乗り越えられますし、新たな事業に投資することもできます。

また、安定した配当には現金が必要です。

配当金狙いで投資するのであれば、潤沢な現金を保有する企業に投資したほうが安心です。

現金:チェックポイント

長期的に右肩上がりで増加しているか

⑦1株あたり配当金

1株あたりの配当金がいくらかを表します。

何がわかる?

1株投資した場合に、いくら配当金を受け取れるかが分かる指標です。

例えば、1株あたりの配当金が100円の企業に100株投資した場合、1年で受け取れる配当金は10,000円です。

1株あたり配当金:チェックポイント

  • 過去長期で減配・無配歴はないか
  • 長期的に右肩上がりで増加しているか

⑧配当性向

利益のうち何%を配当金に使ったかを表します。

何がわかる?

その企業が無理して配当金を出していないかが分かります。

例えば、利益が100万円、そのうち配当金に80万円使った場合、配当性向は80%です。

手元には20万円しか残りません。

あまりに配当性向が高いと、今後の安定した配当に不安が残ります。

配当性向:チェックポイント

30~50%が目安

まとめ|8指標で地雷は防げる

今回紹介した8指標を確認することで、減配や無配転落、倒産してしまう地雷銘柄を避けられます。

  1. 売上高 … 右肩上がりに成長しているか
  2. EPS … 右肩上がりに成長しているか
  3. 営業利益率 … 5%以上
  4. 自己資本比率 … 40%以上
  5. 営業CF … 過去10年間で赤字が無いか
  6. 現金 … 右肩上がりに増えているか
  7. 1株あたり配当金 … 右肩上がりに増配しているか成長しているか
  8. 配当性向 … 50%以内で推移し無理が無いか

当ブログではこれらの指標に合わせて、企業のIR情報などを加味しながら、毎月財務健全で優良な高配当銘柄を紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

なお、今回紹介した指標はIR BANKや、バフェット・コードかぶたんなどのサイトで確認することができます。


株式投資では元本割れ、減配・無配のリスクがあります。
記事内で紹介する銘柄や手法は個人的主観によるものであり、結果を保証するものではありません。
投資判断は自己責任により行われますようお願い致します。

目次