【1年ぶりの買い時!?】2024年12月下落中の米国高配当ETFは買い時か|SPYD、VYM、HDV、SCHD

2024年12月25日現在、米国高配当ETFのSPYD、VYM、HDVが軒並み下落中です。

一部SNSでは、暴落だと話題になっているようですね。

はたして、今はこれら米国ETFの買いタイミングなのでしょうか?

SPYDの過去1年チャート

動画で見たい方はこちら👇

目次

結論:打診買いならあり

あくまで筆者の個人的な考えではありますが、

「全力買いはできないものの打診買いならあり」という結論です。

例えば、もし筆者が100万円を持っていて、それを全て高配当ETFに投資したいとします。

今の下落状況からすると多くても2割ぐらい、つまり「20万円ぐらいは投資してもいいか」という感覚です。

買いを入れる理由

まず、買いを入れる理由としては、相場の過熱感を表すRSIという指標が昨年の10月以来1年2ヵ月ぶりに「売られ過ぎ」を示す30付近を下回ってきたためです。

上の画像はSPYDの過去3年間のチャートです。画像の下部の紫のジグザグがRSIです。

一般的に、RSIが70を超えたら買われ過ぎ、30を下回ったら売られ過ぎと判断されます。

SPYDの過去3年間分のRSIをみてみても、30を切っているかどうかを見るだけでも、高値掴みが避けられているのが分かるでしょう。

RSIは米国株に限らず、日本株での高配当株投資でも有用な指標です。

RSIの調べ方は以下の記事でも紹介していますので、気になる方はご覧ください。

あくまで筆者個人の感覚ですが、現在はRSIが30付近まで下がってきているので、資金の一部は投資してもいいかな、という状況です。

全力買いできない理由

一方で、全力買いせず資金の20%ほどにとどめるのは、長期で見ると、株価は依然高値圏にあり、配当利回りもそれほど高くないためです。

上記の長期的なチャートで見るとお分かりかと思いますが、2024年12月現在の下落は、一時的な調整にしか見えず、
絶好の買い時、とは感じられません。

スイングトレードのように数日から数週間の短いスパンで株価のうねりを取って利益を出していく短期トレーダーであれば、このような短期の調整は、トレンドフォローの押し目買いのポイントでもあるでしょう。

ただ、長期投資による配当収入が目的なのであれば、決して全力で買い向かえるタイミングではないかと思います。

米国高配当ETFの一番の買い時は?

では、高配当ETFの一番の買い時とはいつなのか。

それは株式市場全体の暴落時、だと考えています

たとえば2020年のコロナショックでは、VYMは高値から30%以上下落しました。

2007年末から2008年にかけてのサブプライム、リーマン・ショックでは、約60%もの下落をしています。

こういった暴落が一番の買い時です。

ただ、このような大暴落は、数年に一度のタイミングでしか発生しません。

最近、高配当株投資に興味を持たれた方にとっては、今のような株式市場が好調な時には、早く買いたいという焦る気持ちがあるかもしれません。

ですが、インデックス投資とは異なり、高配当株投資では、いかに割安なタイミングで買うか。

つまり、高値圏でジャンピングキャッチしないことが重要です。

とはいえ、早く投資して配当金を得てみたい、という気持ちもあるかもしれません。

ですので、現在のような上昇基調の中で、一時的に下落しているタイミング。

つまり、RSIのようなオシレーターが売られ過ぎを示している時に、少しづつ買ってみるのがいいかと考えています。

米国高配当ETFの買い時については、動画でも詳しく解説していますので、ご興味ございましたら、そちらをご覧ください。

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