【2025年10月】オルカン4%ルール取り崩し|検証10ヵ月目は最高評価額109万円突破!

今回は、毎月恒例「オルカン4%ルール取り崩し実験」の2025年10月分の結果レポートをお届けします。

なんと今月、資産評価額が109万円を突破し、過去最高を更新しました。

この企画では、毎月の取り崩し額・資産の推移・ポートフォリオ内容まで、リアルな実績を記録して公開しています。

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目次

オルカン4%ルール検証とは?

  • 元本100万円を投資信託「オルカン」に一括投資
  • 毎月0.3%(年率4%)を自動で取り崩し
  • 特定口座を利用(NISAは使用していません)

目的は、「4%ルール」が現実の市場でどのように機能するかをリアルな数値で検証することです。

今月の取り崩し結果(2025年10月)

項目内容
取り崩し額3,291円
税引き後の入金3,218円
評価額(10月末)1,094,699円
累計取り崩し額27,005円

取り崩しながらも評価額が元本の100万円を超え、資産が増えている状態が続いています。

なぜ資産が伸びたのか?

① 株価の上昇

オルカンの連動指数である**MSCI ACWI(全世界株式指数)**のETF版である「iシェアーズ MSCI ACWI ETF」のチャートを見ると、9月〜10月にかけて株価が上昇しています。

② 円安の影響

ドル円相場は、

  • 9月末:147円台後半 → 10月末:149円台後半へ円安進行。
    ドル建ての資産は、円安時に円換算評価額が押し上げられるため、為替もプラス要因となりました。

長期シミュレーション(50年後)

  • 現在の評価額:約110万円
  • 運用利回り:年7%
  • 毎月取り崩し率:0.3%

この条件で楽天証券のシミュレーターを使用すると…

  • 50年後の評価額:531万円
  • 毎月の取り崩し額:16,000円以上

となる試算が出ています。

ただし、インフレも考慮すると──
仮に物価上昇が年2%で続いた場合、50年後の16,000円は実質6,000円程度の価値になります。

つまり、インフレリスクも加味しつつ、資産形成を計画することが重要です。

最新のオルカンポートフォリオ(2025年8月末時点)

国別構成(上位)

  • 米国:64%
  • 日本:5%
  • 英国:3.2%
  • カナダ:2.8%
  • 中国:2.2%
  • インド:1.6%

先進国偏重で米国の比率が非常に高いのが実態です。

セクター構成(上位)

  • 情報技術:25.9%
  • 金融:17.4%
  • 資本財サービス:10.7%

⇒ テック&金融が中核です。

組み入れ上位銘柄

順位銘柄比率
1位エヌビディア4.9%
2位マイクロソフト4.0%
3位アップル3.9%
4位以下アマゾン、メタ、アルファベットなど

⇒ 上位10銘柄でポートフォリオの**約23%**を占めています。
米国のテック企業に強く依存している構造が見て取れます。


ポートフォリオの可視化:具体例で考える

仮に、あなたが毎月10万円をオルカンに積み立てている場合

  • 約6万円分がアメリカ株
  • うち約5,000円分がエヌビディアへ投資されている計算になります

こうした可視化をすることで、「どこに、どれだけ投資しているか」の実感が湧きやすくなります。

まとめ|過去最高を更新、でも油断禁物

  • 10月の取り崩し額:3,291円
  • 評価額は:過去最高の109万円突破
  • 取り崩しながらも資産増加が続く

とはいえ、現在は相場が好調すぎるとも言われています。

「今はうまくいっている」時期こそ、いずれ来る暴落や停滞局面にも備えておくことが大切です。

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