2025年3月の配当権利確定が間近に迫る中、株価が下落しており、配当利回りが高くなっている「狙い目の高配当銘柄」に注目が集まっています。
今回は
- 利回り3%以上
- 配当維持・増配銘柄
- JPX400構成銘柄
という3つの条件を満たす、優良な高配当銘柄7選をご紹介します。
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3月の配当権利日はいつ?
2025年3月の配当権利を得るには、3月27日(木)までに株を保有している必要があります。権利確定日を過ぎると、配当を受け取ることができないため、購入タイミングにはご注意ください。
銘柄選定の3つの条件
今回紹介する7銘柄は、以下の条件をすべて満たした「信頼できる高配当株」です。
- 配当利回り3%以上
- 減配ではなく、維持または増配の見込み
- JPX400採用の優良企業
JPX400は、ROE(自己資本利益率)や財務の健全性が高い企業のみで構成される株価指数です。つまり、今回の7銘柄は「高配当×財務健全性」を兼ね備えた信頼性の高い企業です。
銘柄①:ダイワボウホールディングス(3107)
ダイワボウホールディングスは繊維事業を基盤としながら、IT関連機器の販売を手掛ける企業です。
特にPC販売では、国内トップクラスのシェアを誇ります。
- 株価:2,539円
- 配当利回り:3.54%
- 業種:IT関連機器・PC販売
PC販売で国内トップクラスのシェアを誇る企業。
直近の高値から20%以上下落しています。

以下の画像は配当利回りの推移です。

過去2年の平均配当利回り2.53%と比較すると、現在の利回り 3.54% はかなりの割安水準。
上記のチャートの調べ方は別ページで紹介していますので、ご興味ございましたら下記記事をご覧ください。
銘柄②:日本発條(5991)
日本発條は自動車や新幹線向けのばねを製造する、国内トップメーカーです。
さらに、ロケット部品にも採用される高い技術力を誇ります。
- 株価:1,735円
- 配当利回り:3.63%
- 業種:自動車・鉄道向けばね製造
ロケット部品にも使われる高技術力。現在は高値から15%以上下落中ですが、配当は維持。過去平均3.23%と比較しても割安水準です。

銘柄③:エーザイ(4523)
エーザイは、認知症治療薬「アリセプト」や新薬「レカネマブ」を開発している、世界の医療をリードする製薬会社です。
- 株価:4,347円
- 配当利回り:3.68%
- 業種:製薬
認知症治療薬などで世界的に知られる製薬大手。株価は高値から半値まで下がっていますが、配当利回りは3.68%と過去2年平均(2.50%)を大きく上回っています。

銘柄④:三菱瓦斯化学(4182)
三菱瓦斯化学はペットボトルの原料や半導体材料など、幅広い化学製品を手掛ける企業です。
- 株価:2,460円
- 配当利回り:3.86%
- 業種:化学製品・半導体素材
安定配当が続く老舗化学メーカー。現在の株価は高値から20%以上下落。配当利回りは4%が節目で、割安圏での推移が確認できます。

銘柄⑤:三菱ケミカルグループ(4188)
三菱ケミカルグループはEV電池や、スマートフォンのディスプレイ素材などを製造する、日本最大級の総合化学メーカーです。
- 株価:788.8円
- 配当利回り:4.06%
- 業種:総合化学メーカー
EV電池やスマホ素材などを手がける国内最大級の化学企業。株価はレンジの下限に位置しており、配当利回りも上昇中。過去平均(3.74%)と比較しても割安です。

銘柄⑥:アステラス製薬(4503)
株価:1,493.5円
配当利回り:4.95%
業種:製薬
がん治療薬など革新的な医薬品を手掛ける世界的製薬会社。13期連続の増配が視野に。株価は暴落時の水準を下回る位置にあり、利回りは5%に迫っています。

銘柄⑦:FPG(7148)
- 株価:2,448円
- 配当利回り:5.33%
- 業種:金融(リース)
航空機や船舶などのリース事業で安定収益。2020年は減配がありましたが、その後は回復し、高利回りを維持。現在の株価は調整局面にあり、利回り5.5%が節目になっています。

今回のまとめ|割安・高利回りの今がチャンス?
今回紹介した7銘柄は、いずれも
- 配当利回りが3%以上
- 株価が下落し、利回りが過去平均を上回っている
- JPX400採用の優良企業
という点で、長期保有にも向く魅力的な銘柄ばかりです。
投資は自己判断で|企業情報の確認を忘れずに
本記事で紹介した内容は、投資判断を促すものではなく情報提供の一環です。配当や株主還元方針は変更される可能性もあるため、必ず各企業の公式IRページなどで最新情報を確認してください。