私は長期投資をしながら、月に数万円稼ぐ短期トレードも行っています。
この記事では、
- RCIの基礎知識
- 実際に私がどのようにRCIを利用しているか
について紹介します。
具体的なエントリーポイントとチャートの設定が分かりますので、ぜひ最後までご覧ください。
あやせ
投資家 兼 サラリーマン
投資歴12年(2024年1月現在)
米国債券/米国ETF/米国個別株/日本個別株/国内ETF/投資信託/暗号資産FX
IDECO/ジュニアNISA/新NISA満額投資
短期トレードで月5万円ほど稼ぐ
RCIとは
テクニカル分析におけるRCIは、株価や通貨の価格動向を分析するために用いられる指標の一つです。
RCIは特定の期間内の価格変動を順位付けし、その順位の相関を基にして算出され、市場のトレンドや転換点を把握するのに役立ちます。
RCIの計算方法
RCIの計算方法は以下の通りです。
ややこしい話ですので不要な方は、私の活用法とチャート設定へ飛んでください。
1.期間をきめる
RCIを計算するには、まず分析したい期間を定めます。
一般的には5日、9日、26日などが使用されます。
2.順位をつける
選定した期間内の各日における株価(通常は終値)に順位を付けます。
価格が高いほど順位は低く(例えば1位)、低いほど順位は高くなります(例えば26位)。
3.順位の差の二乗の合計
各日の株価の順位と、その日がもし完全なランダムな順位だった場合の順位(平均順位)との差を計算し、その差を二乗します。そして、これらの二乗した差の合計を求めます。
4.RCIの計算
最後に、以下の式でRCIを算出します。
※n は分析期間の日数
RCIの値は、+100から-100までの範囲で変動し、高い値は強い上昇トレンドを、低い値は強い下降トレンドを示します。また、RCIが0を中心に振動する場合、市場がレンジ相場にあることを示唆している可能性があります。
トレーダーはこの指標を使用して、市場の過熱や過冷、または転換点を見極めるための参考とします。
ただし、RCIだけに頼るのではなく、他のテクニカル分析ツールと組み合わせて使用することが一般的です。
私の手法
難しい話が続きましたが、私のRCIの活用方法はとてもシンプルです。
エントリーポイント
私のエントリーポイントとしては以下のとおりです。
- RCIが-80を下回ったポイント
以下の画像の黄色い丸で示したような箇所です。
監視銘柄の中から適当に選んだ、とある米国ETFの直近9カ月のチャートを使用しましたが、
ある程度チャートのうねりの下値付近でエントリー出来ていることが分かるかと思います。
TradingViewの設定
TradingView の設定は以下の画像のとおりです。
Interval:30
基本的に Interval を 30 に設定していますが、銘柄によっては設定を変えています。
チャートを見ながら、Intervalの数値を変更してみて、バックテストを行い、しっくりくる数値を設定してみることをおすすめします。
まとめ
RCIの基礎知識と、私自身の活用法について紹介しました。
RCIはトレンド系ともオシレーター系とも理解できるインジケーターです。
そのため、RCIの活用方法はトレーダーによって千差万別で、「これが正しい使い方だ」というものはありません。
もちろん、今回紹介した私の使い方でも100%勝てることは絶対にありません。
ただ、「RCI-80を下回ったら買う」というシンプルなマイルールを決めることで、安定した取引ができていると思っています。
RCIが-80を下回ることはあまりありませんので、1週間に一度くらいの頻度で、監視銘柄のチャートをざっと確認しています。
もしこの記事が少しでも参考になれば幸いです。
私の投資手法の概要と、チャートツールについては下記よりご覧ください。