つみたてNISAはどこの証券口座がお得なんだろう?
2022年12月の税制改正大綱でNISAの抜本的拡充・恒久化が発表されました。
つみたてNISAの投資枠拡大に伴って、証券口座の開設やNISA口座の移管を検討している人もいるはず。
現状、つみたてNISAを始めるのであれば「楽天証券」「SBI証券」の2択と言えるでしょう。
その理由は、下記2通りでポイントが付与されるためです。
- クレジットカードで投資信託を購入した時
- 投資信託の保有額に対して
そこでこの記事では、
2024年から始まる新つみたてNISAを満額購入するなら「楽天証券」と「SBI証券」どちらを選ぶべきか
を計算してみました。
結論としては、
SBI証券と三井住友カード(NL)を組み合わせると約14万円分(142,184ポイント)も得することが分かりました。
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それでは詳細についてみていきましょう。
前提条件
前提条件は以下の通りです。
購入する投資信託 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
積み立て額 | 1800万円/5年(30万/月、360/年) |
運用期間 | 20年(2024年1月〜2043年12月) |
購入対象の投資信託は、「オルカン」の愛称で知られる低コストで人気の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」とします。
積み立て額は、2024年から始まる新NISAでつみたてられる上限額いっぱいの1800万円。
運用期間は、インデックス投資で評価額マイナスになる可能性が極めて低いとされている投資期間である15年に、つみたて期間5年を加えた20年を設定しました。
計算結果
前提条件のもと、20年後に獲得できるポイントは以下のとおりです。
楽天証券の投資保有額に対するポイントは、
下記表のとおり、基準残高に到達した月に1度だけ対応するポイントが付与されます。
つまり、5年で積み立てNISA満額は1800万円ですので、1,500万円までの合計1580ポイントが獲得できる計算です。
楽天証券で積立NISA満額、つまり年間360万円積立て、5年で上限の1800万円を積立て、その後15年積立てた場合に、20年間で付与されるポイントは、
楽天証券で7,580
SBI証券で149,764
SBI証券の方が約14万円分もポイントでお得になるということが分かりました。
つみたてNISAを始める、または口座を移管したいのであれば、現状はSBI証券一択ということなりそうです。
追伸|証券会社は複数持とう
つみたてNISAをするなら、現状はSBI証券一択でしょう。
ですが、証券口座は手法に合わせて複数使い分けるのも大事です。
長期投資と短期投資を同じ証券口座で行ってしまうと、資産残高が把握しずらくなってしまうからです。
例えば私は下記のように使い分けています。
手法 | 特徴 | 公式サイト | |
---|---|---|---|
SBI証券 | 投資信託(NISA) IDECO 日本株高配当 米国株高配当ETF | ポイント還元率が高い | 無料で口座開設 |
楽天証券 | デイトレード | 無料ツール 「マーケットスピード2」が秀逸 | 無料で口座開設 |
STREAM | スイングトレード | 取引手数料完全無料 | 無料で口座開設 |
松井証券 | 優待株投資 | アプリが使いやすい | 無料で口座開設 |
口座開設は基本的にどの証券会社も無料ですでの、お試し感覚で使い始めてみるのが良いかと思います。