SBI証券や楽天証券が提供しているチャートツールには搭載されていない機能が満載なので、トレードで稼ぎたいという方には必須のツールです。
あやせ
投資家 兼 サラリーマン
投資歴12年(2024年1月現在)
米国債券/米国ETF/米国個別株/日本個別株/国内ETF/投資信託/暗号資産FX
IDECO/ジュニアNISA/新NISA満額投資
長期投資しつつ短期トレードで月5万円ほど稼ぐ
この記事では、
- TradingViewの概要
- TradingViewを使う理由(おすすめの理由)
- TradingViewのデメリット
について、実際に TradingView を使用して、月に数万円稼いでいる私の経験に基づき紹介します。
短期トレードや高配当株投資をしている方にはとてもおすすめのツールですので、ぜひ最後までご覧ください。
TradingViewとは?
TradingView は株式やFX、仮想通貨など様々な市場分析ができるチャートツールです。
パソコンにインストールする必要がなく、Chrome 等のブラウザで利用できます。
TradingView 基本情報
TradingView の基本情報は以下のとおりです。
設立年 | 2011年 |
---|---|
運営会社 | TradingView, Inc. |
本社所在地 | ニューヨーク |
プラットフォーム | ブラウザアプリ デスクトップアプリ スマートフォンアプリ |
利用者 | 世界5000万人のトレーダー・投資家 |
TradingView 料金表
サブスクリプションタイプの料金体系となっています。(2024年1月現在)
プラン | 月払い | 年払い |
---|---|---|
フリー | $0 | $0 |
Essential | $14.95 | $12.95 |
Plus | $29.95 | $24.95 |
Premium | $59.95 | $49.95 |
どのプランも30日間無料ですので、はじめはより高機能な Premium がお得です。
私のような月に数万円稼ぐゆったりとしたトレードを目指す方であれば、無料期間後に必要に応じて Essential へダウングレードでも良いかと思います。
フリープランですと、
- 30銘柄しか登録できない
- チャートを複数同時に表示できない
- インジケータを2つまでしか表示できない
など制限が厳しいので、低いプランでも月2000円ほどかかりますが、トレードで稼ぐためには必要経費です。
TradingViewを使う理由(おすすめの理由)
TradingViewを実際に使っていて感じる、個人的なメリットは以下の6点です。
- ウェブブラウザで使える
- トレードシミュレーションができる
- 配当金実績が分かりやすい
- 指数を表示できる
- 通貨切り替えができる
- 表示できるローソク足の単位が細かい
それぞれ解説していきます。
ウェブブラウザで使える
TradingView はChromeなどのWEBブラウザから利用可能です。
パソコンにソフトをダウンロードする必要が無いので、MacでもWindowsでもOSに依存せず同じようにチャートを見ることができます。
私が行っているスイングトレードのテクニカル分析はチャートツールが必須です。
各社証券会社はスマホアプリも提供していますが、画面が小さすぎて分析するには不向きです。
また、パソコン用のアプリも提供されていますが、MacとWindows版で仕様が異なったり、インストール作業も必要だったりと扱いづらい面があります。
WEBブラウザでパソコン関係なくチャートを確認できるのは TradingView の重要なメリットです。
トレードシミュレーションができる
TradingView では、過去の株価データを使った投資シミュレーションが可能です。
「リプレイモード」(有料プラン)というもので、過去の市場データをリアルタイムのように再生しながら、買ったり売ったりをシミュレーションできる機能です。
この機能を活用することで、
- どのタイミングで買えば(売れば)いいのか
- インジケーターが機能するか
などをシミュレートしながら、トレードのトレーニングができる優れものです。
損益額も表示されます。
高配当株投資をしている方にとっては、割安なタイミングを見極めるのがむずかしいところですよね。
リプレイモードを使えば過去の日付までさかのぼって、どこで買えばいいのかをリアルにシミュレート可能です。
この機能を活用するだけでも、TradingView を利用する価値があります。
実際にリプレイモードの動きを確認したい場合はこちらの動画(YouTube)をご参照ください。
配当金実績が分かりやすい
TradingView で特定の銘柄のチャートを表示すると、チャート上に過去の配当金データが表示されます。
次の画像の黄色い丸で囲んでいる「D」が配当権利落ち日です。
※配当金を受け取りたければ「権利落ち日」の前日「権利付最終日」までに購入する
わざわざネットで配当金実績を調べる必要もありませんのでとても重宝します。
また、チャート上で視覚的に配当金が分かるので、権利落ち日付近の株価の動きも一目で分かり、その傾向を掴むことも可能です。
指数を表示できる
TradingView では、株式チャートだけでなく市場のセンチメンタルやボラティリティを計れる指数系のチャートも確認できます。
例えば、恐怖指数と呼ばれるVIX指数や、米ドルの主要通貨に対する強さを示すDXY(ドルインデックス)等もチャート表示可能です。
特に私は割安タイミングを重要視しているトレードをしているため、割安度をはかるVIX指数の監視にとても便利です。
通貨切り替えができる
TradingView では、どの通貨ベースでチャートを表示するかを切り替え可能です。
米国ETFのチャートはドルベースで表示されるのが一般的です。
TradingView では、米国ETFのチャートを円ベースで表示することも可能です。
ドルベースの株式を円ベースで見てみることで、為替の影響も考慮しつつトレードができるのです。
表示できるローソク足の単位が細かい
TradingView では以下のかなり細かい単位までローソク足を表示できます。
1分、3分、5分、15分、30分、45分
1時間、2時間、3時間、4時間
1日、1週、1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年
細かい単位までローソク足を表示できることで、より精密な分析ができるので、短期間のトレードにはとても役立ちます。
私は日足だけでなく、1分足、15分足、60分足をよく見るので、一般的なチャートツールでは事足りず、TradingView を愛用しています。
TradingViewのデメリット
ここまで、私の感じている TradingView のメリットを紹介しました。
特にデメリットは感じていないのですが、投資手法やチャートソフトに求めるものによっては、以下3点がデメリットになりえるかと思います。
注文できない
TradingView からは直接株式を注文不可です。
チャートを見ながら直接注文を出したいという方にはデメリットとなりうるでしょう。
ひとつのチャートソフトで分析し、注文までシームレスに行いたいという方は、契約している証券口座のチャートソフトやアプリを使う必要があります。
フル活用には料金がかかる
TradingView は無料で利用可能です。
ただし、銘柄をたくさん登録しておいて普段の分析に使いたい、インジケーターを複数表示させたいなど、フル活用する場合はサブスクリプションへの登録が必要です。
どうしても料金を払いたくないという方は、無料プランで上手く使いこなすか、証券会社が提供しているソフトをおすすめします。
投資手法によってはオーバースペック
インデックス投資だけの投資家にはオーバースペックです。
買ったら保有し続けるタイプの投資手法であれば、そもそもチャートを分析する必要もないからです。
TradingView は、短期トレーダー向けのチャートソフトといっても良いでしょう。
ただ、少しでも短期トレードに興味がある、これから始めてみたい、という方はであれば、証券会社のチャートソフトではなく、はじめから TradingView を使い始めてみることをおすすめします。
TradingViewに関する Q&A
TradingViewに関する Q&Aを紹介します。
SBI証券でTradingViewは使える?
SBI証券ではTradingViewは使えません。
特定の証券会社はTradingViewと口座連携することで、TradingViewを介して注文発注可能です。
ただ、SBI証券は非対応ですので、SBI証券とTradingViewを連携して注文発注することはできません。
SBI証券では以下からで注文発注が可能です。
- スマホアプリ
- ブラウザ(SBI証券公式サイト)
- パソコンソフト(HYPER SBI 2)
楽天証券でTradingViewは使える?
楽天証券ではTradingViewは使えません。
SBI証券と同じく、楽天証券とTradingViewを連携して注文発注することはできません。
楽天証券では以下からで注文発注が可能です。
まとめ
今回は私が3年以上活用している TradingView というチャートツールについて紹介しました。
もともとはSBI証券のHYPER SBIや楽天証券のマーケットスピード、松井証券のネットストック・ハイスピードなど、各証券会社が提供している無料のチャートツールを活用していました。
確かにどれも高機能なのですが、かゆいところで手が届かない印象でした。
パソコンを買い替えるたびにインストールしなおす必要があったり、チャートが少し使いづらかったり、見たい指数が見れなかったり。
TradingView ではブラウザ上で気軽に開けますし、投資シミュレーションも可能、チャートやインジケーターのカスタマイズもかなり細かく設定できます。
私は高頻度に取引するスキャルピングやデイトレードは行いませんが、私のような月数万円を稼ぐスイングトレードでもTradingView はもはや手放せないツールになっています。
サブスクリプションの最低プランだと$14.95 / 月(2000円ほど)かかりますが、これだけの高機能と月数万円の結果がだせれば安いものです。
これから短期トレードを始めたいという方は、ぜひ無料お試しで使ってみてはいかがでしょうか。