2025年4月現在、米国株式市場は下落傾向にあり、そろそろ買い時か?と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
中でも高配当ETFの代表格である【VYM】は、
- 現在の配当利回り
- テクニカル指標(RSI)
の状況から、「買いを検討しても良い段階」に差し掛かっている可能性があります。

※2025/4/8終値時点で円建てで高値から18%以上下落中
本記事では、過去の配当利回りとの比較や現在のRSI値をもとに、VYMの“買い時”をデータで丁寧に分析します。
最後には、今後のチャンスを逃さないために準備しておくべきことについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
VYMとは?安定の高配当ETF
VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)は、米国の大型優良企業の中から配当利回りの高い銘柄を集めた高配当ETFです。
安定した分配金と、長期的な資産形成を目指す投資家に人気があります。
2024年までは相場の堅調さもあり、買い場が見つけにくい場面もありましたが、2025年4月現在、米国市場が下落傾向にあることで「VYMの買い時なのでは?」と注目が集まっています。
VYMの過去平均配当利回りと現在の利回りを比較
「高配当」といっても、それが本当に“割安”かどうかは、過去との比較が大切です。
まずは、VYMの配当利回りの過去推移を見てみましょう。
過去の配当利回りの推移
こちらのグラフは、VYMの2006年設定来の過去平均配当利回りの推移です。

2025年4月8日現在までのVYMの過去平均配当利回りは 3.08% です。
この水準を基準に「割安」かどうかを判断することができます。
現在の配当利回りは過去平均を上回っている?
2025年4月8日現在、VYMの配当利回りは 3.21% と過去平均を上回っています。
これは「相場が下落している=株価が下がっている」からこそ、利回りが一時的に高まっているサインでもあります。
テクニカル指標RSIで相場の過熱感をチェック
「安くなってきたかも」と思ったときに、もう一つ確認しておきたいのがテクニカル指標。
中でも有名な「RSI」は、短期的な相場の“売られすぎ・買われすぎ”を示してくれる便利なツールです。
RSIとは?基本の見方をおさらい
RSI(Relative Strength Index)は、株価の過熱感や売られすぎ・買われすぎを判断するテクニカル指標です。
一般的にRSIが30を下回ると売られすぎとされ、反発のサインと見なされます。
現在のRSIは30を下回っているか?
以下のRSIチャートをご覧ください。

2025年4月現在、VYMのRSIは30を下回る水準にあり、テクニカル的にも「売られすぎ」の状態です。
この状況が続けば、反発=上昇に転じる可能性も視野に入ります。
今は「買い検討ステージ」か?2つの条件から判断
結論から言えば、「買いを検討するタイミングに入りつつある」と私は考えています。
条件①:過去平均利回りを上回る高水準
→2025年4月8日終値時点で、 現在の配当利回り(3.21%)は、過去平均(3.08%)を明確に上回っており、割安感が出ています。
条件②:RSI30以下で「売られすぎ」シグナル
→2025年4月8日終値時点で、RSIは30以下となり、テクニカル的にも反発タイミングを示唆しています。
この2つが揃ったら買いを検討するタイミング
この2つが同時に揃った今は、私にとっては買いを真剣に検討しておくべきステージです。
今こそ、チャンスに備える時。口座準備は大丈夫?
せっかく「買い場の予兆」が現れているのに、いざ買おうとしたら「口座がない」「入金してなかった」ではチャンスを逃してしまいます。
特に米国株取引は、取引手数料や為替コストの差が長期投資に大きく影響してきます。
SBI証券もしくは楽天証券を利用している人は手数料で損しているかもしれません。
手数料の安さで選ぶなら「moomoo証券」
最近では、米国株を格安の手数料で取引できる【moomoo証券】が注目されています。
アプリの操作性もよく、初心者でも使いやすいのが特徴です。
私は、SNSなどであまりに宣伝が多いので利用を避けていたのですが、あまりの手数料の安さに惹かれて利用を開始しました。
私の場合は、新NISA枠でのインデックス投資はSBI証券を、米国個別株やETFはmoomoo証券を利用しています。
私はどう使い分けているか?
私自身は、
- 新NISA枠でのインデックス投資と日本株 ➡ SBI証券
- 米国個別株・ETF ➡ moomoo証券
という形で、証券口座を使い分けています。
その理由はとてもシンプルで、SBI証券や楽天証券などの他の主要なネット証券での米国株取引手数料が高すぎるからです。
証券会社 | 米国株の取引手数料(税込) |
---|---|
SBI証券 / 楽天証券 | 約定代金の 0.495% |
moomoo証券 | 約定代金の 0.132% |
この差は、取引金額が大きくなるほど無視できないインパクトになります。
まったく同じETFを買うのに手数料で損をするのは、できるだけ避けたいですよね。
手数料を抑え、口座を分けるメリットも
私は「米国株はmoomoo証券」と割り切ることで、手数料を抑えつつ、インデックス投資や日本株とは口座・管理を分けてスッキリ運用できています。
コスト意識は、長期投資を成功させるための大きな武器です。
少しの工夫で将来のリターンが変わってくると考えると、moomoo証券の活用は合理的な選択肢だと感じています。
チャンスの時こそ行動できるように、今のうちに準備しておこう
今のような「もしかすると絶好の買い場が来るかも?」というタイミングでは、事前の準備がなにより大切です。
口座開設や入金は、思い立ってからでは間に合わないこともあります。
「買いたい」と思った時にすぐ動けるように、今のうちにmoomoo証券の口座を開設し、必要な資金の準備をしておくことをおすすめします。
まとめ|VYMの買い時を逃さないために
- VYMの配当利回りは過去平均を上回っており「割安水準」
- RSIも30を下回り「売られすぎ」サインが点灯中
- この2つの条件がそろった今、買いを検討するには絶好のタイミング
そして、こういうチャンスを逃さないためには、事前の準備がすべてです。
moomoo証券のように、低コストで米国株にアクセスできる環境を早めに整えておきましょう。
本記事は、投資に関する情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄や金融商品の購入・売却を推奨・勧誘するものではありません。
また、記事内で使用している配当利回りやRSIなどの数値・チャートは、筆者が独自に収集・作成したものであり、正確性・完全性を保証するものではありません。
投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任にて行ってください。
本記事の内容を参考にして生じたいかなる損失・損害についても、筆者は一切責任を負いません。